① 会話はなくとも、意思疎通がある
ソロキャンプでは人と話さない分、頼れるのはギアだけ。
火がつくか、湯が沸くか、風を防げるか——
こちらの扱い方に対して、ギアは正直に「応えて」くれます。
うまく扱えば力を貸し、雑に扱えば沈黙する。
この一方通行ではない関係が、相棒たる所以です。
② 自分の弱さを預けられる存在
寒さ、空腹、疲労、判断ミス。
自然の中では、人は驚くほど無力になります。
そんな時、テント・ナイフ・バーナー・ランタン始めとするギアは
文句を言わず、機能で守ってくれる存在。
「頼ることを許してくれる存在」である点が、
中川流ではギアを相棒と呼ぶ理由になります。
③ 自分のスタイルが染み込んでいく
使い込んだギアには、傷・煤・癖が残る。
それは失敗や成功の記録であり、自分との共同作品です。
新品のギアは道具。
経験を重ねたギアは、自分を理解している相棒になる。
中川流では「高価かどうか」より
「一緒に時間を過ごしたか」を重視します。
④ 孤独を成立させてくれる存在
ソロキャンプの孤独は、放っておくと不安に変わる。
だが、信頼できるギアが揃えば、孤独は贅沢な静けさになる。
・火がある
・居場所がある
・明かりがある
これらを黙って支えるギアがいるからこそ、
一人でいることを楽しめる。
⑤ 自然と自分をつなぐ媒介
ギアは自然を「制圧」するためではなく、
自然と折り合いをつけるための道具。
風を防ぎ、火を借り、水を沸かす。
自然の力を借りつつ、自分の居場所を作る。
中川流ソロキャンプでは、
ギアは
「自然と人の通訳者」=相棒なのです。
中川流の定義:ギアとは、
無言で付き合い、裏切らず、
自分の生き方が映る相棒である。